与植物有关的词汇

2007-05-19 07:22:19作者:zhangyuxuan来源:zongyi

与植物有关的词汇

<あ行>
■朝顔(あさがお)
 ヒルガオ科の1年草。夏の朝、じょうご形の美しい花を開く。栽培種のアサガオは奈良時代の末期に、中国または朝鮮から薬用植物として渡来した。観賞用に注目され始めるのは安土桃山時代からで、江戸時代になると品種改良が進み、花の色や模様の美しさを競うようになった。花言葉は「愛着」。
■紫陽花(あじさい)
 ユキノシタ科の落葉低木。野生種のガクアジサイを母種として、古い時代に日本で生まれた園芸種。花はガクアジサイの両性花がすべて装飾花にかわったもので、梅雨の最中に多数、球状に集まって咲く。花の色は青紫色が基本で、ピンクや白色の品種もある。花言葉は「元気な女性」。

■馬酔木(あしび)

 ツツジ科の常緑低木で、正式名称はアセビ。5月ごろに白い壷型の小花が群れるように咲き、房になって垂れ下がる。馬が葉を食べて中毒を起こしたといわれるため、この名がある。

■あすなろ
 深山に自生するヒノキ科の常緑高木。「あすはヒノキになろう」の意味の名。ヒノキに似ていて、ヒノキに次ぐ良材となる。
■あやめ
 アヤメ科の多年草。北海道から九州までの山野の草地に生え、5~6月に茎の先に青紫色の花を次々ひらく。
■無花果(いちじく)
 クワ科の落葉小高木。春から夏にかけて無数の白い花をつけ、果実は夏から秋に、黒紫色に熟す。イチジクを無花果と書いたのは、花が花托という袋の中にはいっているため外からはみえず、花がさかずに果実ができるとみられたことによる。茎や葉を切ると白い液がでる。
■黄梅(おうばい)
 モクセイ科の落葉低木で、梅の仲間ではない。早春に、葉が出るのに先立ち、鮮やかな黄色の小さな筒状の花をつける。「迎春花」ともよばれる。

■白粉花(おしろいばな)
 オシロイバナ科の多年草。夏から秋にかけて赤や黄色の花が咲く。花が夕方咲くのでユウゲショウ(夕化粧)の名もある。黒い種の中に白粉状の胚乳があるためこの名がついた。
■遅桜(おそざくら)

 春の盛りを過ぎて、ほかの花が散ったあとに遅れて咲く桜の花。古来、その珍しさと哀れさが風流人に好まれた。

<か行>

■杜若(かきつばた)
 アヤメ科の多年草。水辺に自生し、初夏のころにアヤメに似た濃紫色の花をつける。「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若」という諺は、どちらもよくて選ぶのに苦労するたとえ。花言葉は「幸福が来る」。
■霞草(かすみそう)
 ナデシコ科の1年草または多年草。晩春から初夏にかけて白い無数の小花をつける。「群撫子(むれなでしこ)」ともいう。ロックガーデンや庭園の縁どりに植えられることが多い。いくつかの種の花は、かすみのような優雅な雰囲気をかもしだすので、日本では花束によく使われれる。花言葉はピンク花が「切なる喜び」、白花が「静心」。

■枸橘(からたち)

 ミカン科の落葉低木で、4月ごろに純白の5弁の花をつけ、秋に黄色い実がなる。おしべは薄紫色で先に花粉をつけ、甘い香りを放つ。

■寒椿(かんつばき)
 冬に早咲きする種類の椿。サザンカの園芸品種のひとつといわれるが、異説もある。早梅とともに、春が近いことを告げる花とされた。
■桔梗(ききょう)
 キキョウ科の多年草。本各地の日当たりのよい山地や草原に生え、7~9月に青紫色で鐘形の花が横向きに咲き、花弁の先は5個にさけて開く。「万葉集」で秋の七草のひとつにうたわれた朝貌(あさがお)の花は、キキョウのことをさすといわれる。花言葉は「優しい暖かさ」。
■夾竹桃(きょうちくとう)
 キョウチクトウ科の常緑小高木。夏に八重咲きの紅色などの花を開く。葉が竹に、花は桃に似ていることから、この名がついた。
■金魚草(きんぎょそう)
 ゴマノハグサ科の多年草。6、7月ごろに赤や黄色などの唇形花を多く咲かせる。花言葉は「清純な心」。
■金盞花(きんせんか)
 南ヨーロッパ原産のキク科の観賞植物。日本では秋まき越年草として栽培される。高さ30センチほどの茎に、菊に似た黄色またはオレンジ色の大きな花をつける。4、5月ごろから数カ月にわたって咲きつづける。黄花の花言葉は「繊細な美しさ」。

■梔子(くちなし)
 アカネ科の常緑低木。庭木や切り花用に広く植えられていて、6~7月に香りのよい白花をひらく。とくに湿気の多い夜によく匂う。花言葉は「とても嬉しい」。
■鶏頭(けいとう)
 ヒユ科ケイトウ属の総称。深紅でビロード状の細花のかたまりが、鶏冠を思わせる。花言葉は「おしゃれ」。
■月下美人(げっかびじん)
 サボテン科の多年草。夕方からつぼみがふくらみ始め、真夜中に白い大輪の花を咲かせることから、この名がついた。花言葉は「はかない美」。
■現の証拠
 フウロソウ科の多年草で、即効性のある薬草として重宝されてきた。おもしろい和名は、胃痛、腹痛などに、煎じて飲めば現実に結果が出るということからついた。日本全土の山野に生え、東日本には白い花が多く、西日本では赤紫色の花がふつう。細長い果実は熟すと裂け、その形が神輿(みこし)の屋根に似ていることから、ミコシグサの別名がある。
■紅梅(こうばい)

 紅色の花を咲かせる梅の総称。白梅より開花時期が遅い。

■辛夷(こぶし)
 モクレン科の落葉高木。山地に自生し、春に白い大型の花を開く。果実が子どものこぶしに似ていることから、この名があるといわれる。花言葉は「友情」。

■木漏れ日
 (植物のことではないが)木の葉の間から差し込んでくる日光。

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<さ行>


■桜
 日本の国花。バラ科の落葉高木で品種が多い。  名前の由来は、花が「咲く」からきたとされていたが、「サ」は稲の神様で、「クラ」は居る所という説も唱えられている。稲の神様が田植えが始まるまで居るところがサクラで、サナエは稲の苗、サミダレは稲を植えるころに降る雨のことをいう、とされる。
■桜草
 野生の群落をみることがまれになったサクラソウ科の多年草。晩春に5弁の花を咲かせる。花の色は、白、赤、黄、紫など豊富。サクラに似ることからこの名がついた。花言葉は「少年時代の希望」。

■石榴(ざくろ)
 赤い果実と種子をとるために広く栽培されているザクロ科の落葉小高木。平安時代から庭木などに利用された。梅雨のころに朱色の花をつけ、秋に実が熟すと赤く裂けて多数の種を露出する。
■山茶花(さざんか)
 ツバキ科の常緑小高木。10~12月に白、淡紅色の5弁の花をつける。冬に花が咲く数少ない庭木として、親しまれている。花言葉は「無垢」。
■皐月(さつき)
 ツツジ゙科の常緑低木で、高山に自生する。皐月(陰暦の5月)に赤紫色の花が咲くことからこの名がある。数多くの園芸品種がある。
■早苗(さなえ)
 田植えをするころの稲の苗。みずみずしい黄緑色で、苗代で20センチほどに成長したもの。
■仙人掌(さぼてん)
 サボテン科の植物の総称。アメリカ原産のとげのある多肉植物で、一風変わったグループからなっている。夏に赤や黄色の大柄で派手な花を開く。樹液で油汚れなどがよく落ちるため、「シャボン」が転じた名といわれる。
■小百合(さゆり)
 きれいなユリ。
■百日紅(さるすべり)
 ミソハギ科の落葉高木。7~9月に、白や桃色の花をつける。樹皮がはげおちたあとの滑らかな幹は、猿でもすべり落ちるというところからこの名がついた。花言葉は「愛嬌」。
■三色菫(さんしきすみれ)
 スミレ科の1年草。花弁が黄、白、紫の三色で彩られ、形が蝶に似ている。外来種で、英名パンジー。
■枝垂桜(しだれざくら)

 バラ科の落葉低木。3月下旬~4月上旬にかけて、一重で淡紅色の花が咲く。細い枝が糸のように垂れ、天蓋のような形になる。古くから社寺、庭園などに植えられ、京都の祇園や平安神宮のものが有名。

■石楠花(しゃくなげ)
 ツツジ科の常緑低木の総称。夏すずしく、湿度の高い高冷地を好み、初夏に淡紅色の花を多くつける。気候への適応力が弱いために、1種の分布範囲がせまく、環境ごとに別の種が生まれていった。
■芍薬(しゃくやく)
 キンポウゲ科の多年草。5、6月ごろに白、紫、桃色などの大輪の花を咲かせる。「立てば芍薬、座れば牡丹(ぼたん)」と美人をたとえていうが、これは芍薬の茎がまっすぐのびるのに対して、ボタンは横枝が出ることによる。根を薬用にするために栽培され、しだいに観賞用の園芸草花として親しまれるようになった。花言葉は「はじらい」。
■蝦蛄葉仙人掌(しゃこばさぼてん)
 サボテン科の多年生多肉植物。垂れ下がった葉先に白、淡紅色の花をつける。各節がシャコに似ていることから、この名がついた。
■沈丁花(じんちょうげ)
 ジンチョウゲ科の常緑低木。早春に、内面が白色、外面が赤色の香りの高い小花を開く。沈香や丁字の香りに似ていることからこの名がついた。花言葉は「永遠」。

■新緑(しんりょく)
 初夏の、鮮やかな若葉の緑。
■睡蓮(すいれん)
 スイレン科の植物の総称。沼や池に生育する淡水性の水草で、地下茎を泥の中にのばし円形の葉を浮かべる。夏に赤、白、紫の美しい花をつけるが、夜には花を閉じるのでこの名がついた。花言葉は「純潔」。
■鈴蘭(すずらん)
 ユリ科の多年草。北海道~九州の山地や高原に自生し、5、6月ごろに鈴のような花をつりさげ、よい香りを放つ。花言葉は「清らかな愛」。

■菫(すみれ)
 濃い赤紫色の可憐な花をつけ、日本各地の野原や山道に自生しているスミレ科の多年草1種の種名で、またスミレ科スミレ属の全種の総称。スミレの名前は、花を横から見た形が大工道具の墨入れ(墨壺)に似ているからとされている。スミレ属は世界に約500種あり、そのうち約50種が日本に分布している。スミレは亜種、変種、園芸品種、自然雑種が多く、それが愛好者に尽きない魅力をあたえている。「一夜草」「一葉草」ともいう。紫花の花言葉は「ひそかな愛」。

■千両(せんりょう)
 センリョウ科の常緑小低木。秋につけた実が冬に赤や黄に色づく。縁起物として正月に生け花などにされる。庭木や盆栽としても親しまれる。花言葉は「恵まれた才能」。

<た行>
■蒲公英(たんぽぽ)
 キク科の多年草。日当たりのいい春の野や丘陵に自生する。名前の由来にはいくつかの説があり、そのひとつは「タンポ穂」が転じたものとされ、丸い果実の穂からの連想である。タンポは拓本作りなどに使う綿を布でくるんだ用具のこと。また別に、頭花を鼓(つづみ)に見立てて、鼓をたたく音になぞらえた幼児語からきたという説がある。
■月見草
 アカバナ科の2年草。夏の夕暮れに清楚な白い花が咲き、朝方しぼむ。最近はあまり見られなくなったため、マツヨイグサ、オオマツヨイグサの俗称に使われることが多い。太宰治の「「富士には月見草がよく似合ふ(富嶽百景)」は有名。花言葉は「自由な心」。

■土筆(つくし)
 スギナの地下茎から出る胞子茎の俗称で、早春の土手やあぜ道などに群がって生える。穂は筆の先に似て、先は丸い。食用として摘まれ、佃煮や和え物にされる。

■露草(つゆくさ)
 ツユクサ科の1年草で、道ばたでよく見られる。秋に可憐な青花を咲かせる。花言葉は「尊敬」。
■鉄線(てっせん)
 キンポウゲ科のつる性植物。初夏に紫色の花をつける。つるが細く硬いことから、この名がついた。

<な行>

■菜の花
 アブラナの花のこと。4月ごろの田園地帯は、麦畑の青と、レンゲ畑の赤、菜の花畑の黄色に染まる。

■南天(なんてん)  ナギ科の常緑低木。冬、赤くて丸い実がなる。センリョウ、ヤブコウジなどとともに正月用の花材として親しまれる。花言葉は「機知に富む」。
■日光黄菅(にっこうきすげ)
 ユリ科の多年草。7月ごろに濃い黄色の花を開く。日光(栃木県)に多く自生することからこの名がある。霧が峰に群生しているものも美しい。
■猫柳(ねこやなぎ)
 ヤナギ科の落葉低木で、山野の川ばたに生える。背は低く、枝は垂れ下がらない。2月ごろに、葉に先がけて、絹毛のような銀鼠色の花穂をつける。つやのある毛が猫を思わせるので、この名がついた。

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■葉桜
 花が散り終わり、枝いっぱいに若葉をつけた桜のこと。
■花水木(はなみずき)
 北米原産のミズキ科の落葉小高木で、正式名称はアメリカヤマボウシ。赤または白の4枚の苞(ほう)が花のように見える。アメリカへ桜を寄贈した返礼に送られた。

■母子草(ははこぐさ)
 キク科の2年草で、道ばたや田んぼなど、どこにも生える。白色の綿毛が多いので、全体が緑白色に見える。花言葉は「いつも思う」。
■彼岸桜
 サクラの一種で、春の彼岸のころ、一重の小さな花が咲く。本州の西側に多い。
■一人静(ひとりしずか)
 センリョウ科の多年草。山地の日陰に生え、紫と赤黄色の斑点がある白い花をつける。人知れず咲き、散っていく姿から、この名がついた。花言葉は「愛にこたえて」。
■雛(ひな)げし
 漢名は虞美人草(ぐびじんそう)。ケシに似て、やや小さい一年草。5月ごろに紅・紫・白色などの花を咲かせる。
■冬木立(ふゆこだち)
 すっかり落葉し、枝ばかりになった寂しげな冬の木立。
■福寿草(ふくじゅそう)
 キンポウゲ科の多年草。山中に自生し、正月、短い茎の先に黄金色の花をつける。めでたい花として、鉢植えを正月に飾る。花言葉は「幸福を招く」。
■鳳仙花(ほうせんか)
 ツリフネソウ科の1年草。中国南部原産で、日本へは江戸時代に渡来し、庭や花壇でひろく栽培されてきた。夏から秋にかけて赤、白、紫、絞りなどの花を咲かせる。赤い花の汁で爪を染めたことから、ツマクレナイ(爪紅)またはツマベニの別名がある。花言葉は「心を開く」。
■鬼灯(ほおずき)
 ナス科の多年草。秋になる実は赤くて丸く、六角の袋に包まれている。中の種を出し、口に含んで鳴らす。
■牡丹(ぼたん)
 キンポウゲ科の中国原産の落葉低木。5月ごろに、赤、白、黄色などの大輪の花を咲かせ、一重、八重、千重、万重咲きまでさまざまある。寺院などに多く植えられ、とくに奈良県の長谷寺のものが有名。花言葉は「はじらい」。

<ま行~>

■曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
 ヒガンバナ科の多年草ヒガンバナの別名。秋に人里近くで、はねあがった形のまっ赤な花をつけて群生する。葉が出る前に「まず咲く」「真っ先に咲く」の音に、仏教の「曼殊沙華」の文字をあてたという説がある。花言葉は「陽気な気分」。
■万両(まんりょう)
 ヤブコウジ科の常緑小低木。赤い実が木の葉の下部につく。センリョウに優るという意からこの名がある。

■水芭蕉(みずばしょう)
 サトイモ科の多年草。北海道、本州(兵庫県以北)の雪深い山地の樹林内や湿原に大群落をつくり、山の雪解けとともに一斉に開花する。白い花弁のようにみえるのは、仏炎苞(ぶつえんほう)とよばれる部分で、花はその中心の黄色い棒のような花軸につく。尾瀬沼の群生地が有名。
■都忘れ
 キク科の多年草で、晩春から初夏にかけて、紫色の小菊のような花が咲く。「野春菊」ともいう。花言葉は「また逢う日まで」。
■芽ぐむ
 芽が中にできていることが分かる状態になって、ふくらんでくること。その先っぽがちょっと外に現れるのを「芽ざす」、少し離れたところから見ても全体がポーッと青みを帯びて見えるようになるのを「芽ぶく」という。
■芽ばえる
 地面から新しい芽が出てくること。
■萌える
 芽が成長して、あたり一面が緑色におおわれるようになること。
■木蓮(もくれん)
 中国原産のモクレン科の落葉大低木。春の陽光の中に優雅な花を咲かせる。シモクレン、ハクモクレン、トウモクレン、園芸品種のモクレンの総称でもあるが、ふつうモクレンというときは花が赤紫色のシモクレンをさす。
■紅葉(もみじ)
 「もみじ」は、本来は秋に木々が色づくことをいうが、カエデ類が際立って美しいことから、とくにカエデ類をさすようになっていった。日本は世界でも有数の紅葉の美しい国であり、春の花見同様に、秋の紅葉狩(もみじがり)も古くから人々の生活にとり入れられてきた。花言葉は「大切な想い出」。
■山吹(やまぶき)
 しなやかな枝にあざやかな黄色い花をつらねるバラ科の落葉低木。北海道から九州の山地の谷の斜面など、湿り気のある場所によく生える。日本各地の庭や公園に広く植えられている。花言葉は「気品が高い」。
■夕顔
 ウリ科のつる性1年草。夏の夕方にアサガオに似た白い花をつける。大きな円柱形の実ができ、これから「かんぴょう」をつくる。
■百合(ゆり)
 ユリ科ユリ属の多年草の総称で、種類が多い。夏の山野でひときわ大きな花をつけ、芳香を放つ。6枚の花びらの根元は筒のようになっている。「立てば芍薬(しゃくやく)座れば牡丹(ぼたん)歩く姿は百合の花」は、美人をたとえる言葉。白花の花言葉は「純潔」。

■竜胆(りんどう)
 秋の野山を代表するリンドウ科の多年草。10月ごろ、青紫色の釣鐘形の花をつける。根茎を漢方では健胃薬に用いるが、竜の胆のように苦いことからこの名がついた。秋の七草のひとつ。紫花の花言葉は「満ちた自信」。
■蓮華草(れんげそう)
 ミツバチ用の蜜源植物として重要なマメ科の2年草。3、4月ごろになると、田や野原に赤紫色の小花が咲きあふれる。かつては水田の緑肥として土地改良をするために、盛んに栽培されたが、近年は化学肥料の登場や、農業政策の変更などで、春の田をレンゲソウがじゅうたんのように埋め尽くす光景はあまり見られなくなった。「やはり野に置け蓮華草」の通り、蓮華草にはこの風景がいちばんよく似合う。花言葉は「私の幸福」。
■若葉
 初夏のころの、生え出て間もない、みずみずしい木の葉。
■勿忘草(わすれなぐさ)
 ムラサキ科の多年草。5~6月に茎の先端に瑠璃色の花をつける。ドイツの伝説で、昔、ドナウ川のほとりを一組の男女が歩いていて、青年が川の中の小島に咲いていたこの花を取りにいき、引き返すときに急流に巻き込まれ、「私を忘れないで下さい」と叫んで、摘み取った花束を恋人に投げて水中に姿を消した。彼女は生涯その花束を身につけたという。青花の花言葉は「真実の愛」。
■吾亦紅(われもこう)
 秋の野にいっぷう変わった楕円形の赤黒い花をつけるバラ科の多年草。